Impressions-SCREAMIN' JAY HAWKINS

ALBUM NOTES

このCDだけのモンダイなのか、録音レヴェルは低めだし、高域もナマってるし、まるでアナログ・テープで再生ヘッドの位置が合ってないような位相の狂いも見られる。音質は(ノイズこそ無いものの)最悪!こりゃゼッタイに「バッタもん」なんじゃないの?
この CDは、私設 SCREAMIN' JAY HAWKINS顕彰記念館の館長、を自称する「宮川おさむ」による、「もっとも買ってはイケナイCD」にミゴトに選定されました。
おそらく、同内容で、ちゃんとした音質のオリジナルCDが存在するのではないでしょーか?諸兄の幸運を祈っとります!
と書いてから幾月かが過ぎて、YAHOOで SCREAMIN' JAY HAWKINSを検索していたところ、『Move Me(YEAAH! YEAAH30)』というアルバムが「それ」であるコトが判明いたしました。ゼヒとも皆様におかれましては、そちらをお買い上げいただきますよう、切に希望いたします。また『SPELLBOUND 1955-1974』を入手したことにより、「I put a spell on you」、「I need you」、「Move me」については録音データが多少、判明してきました。「I put a spell on you」は、1966年の暮れも押し詰まった12/29(!)ニューヨークの「Associated Recording Studio」で録音され、翌1967年に、Decca 32100(カップリングは「You're an exception to the rule」)としてリリースされました。残り2曲は1969年の12月、という時期は判明しましたが[accompanists]については不明です。


accompanists

I put a spell on you以外(と言っても他のアルバムから判っただけですが)まったく記載ナシ。


1. I've got you under my skin
 
(Cole Porter)

セクシー?な女性コーラスのウィスパリングで始まるコール・ポーターの曲です。シルキィなストリングスやワウのかかったチャカポコ?ギターをバックに朗々と歌い上げる SJHですが、いったいなに考えてこの曲を?
ワリとこんなタイプのポップスを「気分出して」歌いたい、ってゆーカラオケ好きのオッサンと似通った野望をお持ちなのでしょうか?ようわかりまへん。しかしまあ、音質ワルいですねえ。なんか隣のクラブで演奏してるのが壁越しに聞こえて来てるみたいだよ。


2. I put a spell on you

イントロはやたらハデ、かつクレイジー!ホーン・ブロウ& SJHのシャウトで始まります。ドラムはモロ 8 beat系で疾走するスゲえチョーシいい "I put a spell on you"。女性コーラスつき。でも、バックのタンバリンがなんだかウルさいなあ。途中、無理矢理止まって?セミ時雨みたいな、女性コーラスによるウィスパリング?で「フサフサフサフサ...」ってゆうヘンなブレークが入るのが特長です。
キーはFmですが、イントロはA→G→C。Fm→B♭m→Fm→B♭m→C、Fm→B♭m→Fm→C→Fm、B♭m→C→Fm→B♭m→Fm→C→Fmという流れになってます。例の「フサフサフサ」ってえヘンな女性コーラスの入るブレークのあとは、A→G→Cを2回繰り返したあと、いきなりテンポを上げて、そのA→G→Cのままエンディングへ
[accompanists─William Butler& Eric Gale: guitar/ Jouis Mauro: bass/ Bernard Purdie: drums/ Warren Smith: perc.(conga)/ Ernest Hayes: piano/ Joseph Grmaldi: tenor sax/ Buddy Lucas: baritone sax/ Ernest Royal& Joseph Wilder: trumpet/ Benjamin Gordon Powell: trombone/ Norbert De Coteaux: leader of chorus/ Dick Jacobs: produce/ DEC.29,1966(19:00-22:00),Associated Recording Studio]
なんかこのトラック、ステレオになってないような気がすんだけど。それにしても音質がなあ。と、思ったら、もっと音質のいいテイクが手に入りました。SPELLBOUNDを参照してください。


3. Time after time
 
(J.Styne-S.Cahn)

フルートをフィーチャーしたイントロ。そこにJazzyなつもり?の SJHのヴォーカルが滑らかに歌い出して。あら、意外とこんなのもワルくないわね。なんて思わせといて、やはりいつものシャウトになっちゃうトコがさすがでございます。このトラックは前の曲と比べて音質もまあまあですね。クレバーなフルートと SJHのもはや「絶叫」に近いヴォーカル(というコトバが当てはまるかどーかギモンだけど)が絡み合いつつ F.O.


4. Ebb tide
 
(Robert Maxwell-Carl Sigman)

浜辺に打ち寄せる波の音、飛びかうイソシギの鳴き声・・・イージー・リスニング界の名曲「引き潮」。いちおーそれらしくは始まります(でもグリッサンドで落ちてくるオルガン?はちょっと「お間抜け」)。 柔らかなストリングス。ささやく女性コーラス。でも SJHですからねえ。めいっぱい優しそうに歌ってますが、ダマされちゃいけません。エモノに飛びかかる直前のライオンみたいな(なんじゃそりゃ?)ブキミな落ち着き、でございます。ただ、録音のクォリティがあいかわらず低いんで、あんまり楽しめないですね。


5. Move me

珍しく、R&Bっぽい仕上がりになってます。でもギターのソロとバッキングのピアノのクオリティがイマイチです。このピアノは SJH自身によるものなのでしょうか?なんかリズムがあってないんですよ。ただメチャクチャに叩いてるだけ、みたいで。ギターも南部のジューク・ジョイントで弾いてたオッサンつかまえて来て、弾かせたみたいな荒削りなプレイで、ま、ワイルドっちゃあワイルドだけど、これでいいのか?と思わず聞きたくなっちゃいますよ。音質は「少し」マトモ。


6. Africa gone funky

アフリカン・ビートを採りいれた(つもり?)のファンキー・ナンバー。後半はイボイノシシのつもりかなあ?この曲の音質は最悪だぁ!海賊盤でお馴染みの F特だよ、こりゃ。曲をあーだこーだ言う気にもなれないよ。この音じゃ。ちゃんとしてたら、そこそこ面白い曲かも。


7. Ashes

C-Am-F-Gって感じの循環コードです。女性コーラスとのコール&レスポンス・スタイル。でも途中から、なんでか女性の方がゴキゲン斜め?になっちゃって「ウルサイわね!」って突き離しちゃってますねえ。で、ギター、やっぱりヘボいですよね。誰?まさかFrank Ashじゃねえだろうな?だとしたらオリジナル・リリースはやはり'97年以降の新しい録音?う〜ん、もっと前っぽいよな、この音作りは。


8. I need you

ストレートなブギ、になりかけてるのを色っぽいネエちゃんの声がミゴト?に阻止。うっひゃあ〜!このシュワシュワしてんの、ぜったい位相狂ってるよ、この音っ!ん?ちゅうコトはアナログ・テープからの起こしか?


9. Sweet Ginny

愛敬のあるホンキィ・トンク・ピアノで始まるインストナンバー。ピアノ・ソロはそこそこいける(たぶんSJHか?)。サックスはまあまあなんだけど、ギターは、やはりいまいちですね。


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